第10回 おいてきぼりの家族(問題提起)

第10回 おいてきぼりの家族(問題提起)

2017.12.06 update.

IVR看護研究会

 2000年に発足し、安全安楽かつ効果的に患者がIVRを受けられるようにIVR看護のあり方を検討する場です。放射線科における看護の臨床実践能力を高めるため専門知識や技術の習得、研鑽をめざし、チーム医療における看護師の役割を追究し、また、IVR看護師の専門性を確立するため、継続して学習する場、人的交流の場を提供することを目的としています。

 発足まもなくから開催している研究会(セミナー)は、今年3月で第17回を迎えました。第18回は2018年3月10日開催予定です。

公式webサイト:http://www.ivr-nurse.jp/

Face book @ivrnurse2016

 

◎エピソード

 

E看護師のもやもや

 

 看護師歴4年目、異動により心臓カテーテル室(以下、カテ室)を担当することになりました。カテ室に来る前は内科病棟の看護をしていたので、患者さんが亡くなる時期も徐々に訪れることが多く、家族との時間が取れるような工夫に取り組んできました。

 ところが、カテ室では、CPR(心肺蘇生法)で運ばれてきた患者さんに対し、家族に電話で同意を得て、家族が到着するよりも前にカテ室に入室することがあります。PCI(経皮的冠動脈インターベンション)を行い、PCPS(経皮的心肺補助)やIABP(大動脈内バルーンパンピング法)を挿入し治療は終了しますが、予後が不良である患者の家族に対応した時、「突然のCPRで、病院に家族が着いた時はカテ室に運ばれ話もできない状況になっている。家族からすれば受け入れ難いのではないか」と考えるようになりました。

 しかし介助に追われ、患者家族へのケアがまったくできない現実。患者の治療は進行していき、時間だけが過ぎていく中、IVR看護師として心の中にはずっと「家族への支援ができないこと」がジレンマとしてもやもやしていて、どのように家族をケアしたらいいのか悩んでいます。

 

 

◎問題提起

 

 さて、E看護師は、救急搬送され緊急カテーテルとなった患者さんのご家族への支援ができないことにジレンマを感じているようです。カテーテルの最中にIVR看護師が直接家族と関わることができたら理想ですが、実際できない場合はどうしたらよいでしょうか?

 

(IVR看護研究会 本間美智子)

<次回につづく>

 

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