かんかん! -看護師のためのwebマガジン by 医学書院-
2013.9.17 update.
『訪問看護と介護』懸賞論文「『胃ろう』をつけた“あの人”のこと」へのたくさんのご応募ありがとうございました。
その「大賞」を、本誌9月号にて、ついに発表いたしました!
そのほか、各賞として「専門職編」を秋山正子さん(『在宅ケアのはぐくむ力』ほか)、「本人・家族編」を川口有美子さん(『逝かない身体』ほか)に選んでいただきました。
惜しくも受賞を逃したものの併せて掲載された作品を含め、改めてここに発表いたします。
同10月号でも、「訪問看護」の実践に焦点を当てご紹介します(9月末発売!)。
脳梗塞や認知症、神経難病による嚥下障害にもかかわらず、経口摂取を再開した事例や、胃ろうをうまく活用してQOLの向上を図ったものなど、地道ながらも確かな実践が集まりました。
全国から寄せられた千差万別の物語と実践に、はやくも反響が寄せられています。
読みごたえのある作品ばかりです。ぜひお手にとってご覧ください。
9月号
【大賞】
母のみかんジュース
千葉芙美(宮城・ALS患者家族)
【秋山正子賞】
ミチエさんの「まんま」
小泉純子(福島・訪問看護師)
【川口有美子賞】
“生きる望み”につながる胃ろうを
諸橋テル子(新潟・がん患者家族、元看護師)
【専門職編】
「見る」が転じて「看る」につながる
稲葉典子(兵庫・訪問看護認定看護師)
5年後に思えた「胃ろうにしてよかった!」
朝倉真奈美(東京・看護師)
下駄の鼻緒とさくらんぼ
黄京子(北海道・研修講師、看護師)
エミコさんが「旨いもん、くれ」と言うまで
澤田奈津美(京都・管理栄養士)
もっともっと前を向いて
本間里美(宮城・理学療法士)
【本人・家族編】
胃ろうをつけても「生きるべき命」
田辺裕美(神奈川・パーキンソン病患者家族)
あなたと
柳沢利江子(埼玉・くも膜下出血患者)
胃ろうは痛い!
長尾義明(徳島・ALS患者)
こんなはずではなかったけれど
岸 徹(東京・ALS患者)
10月号
家族が決めたからこそ守られた「尊厳」
辻原めぐみ(三重・紀南病院訪問看護主任)
“あの人”という鏡に映った自分の訪問看護を振り返って
亀田谷瑞穂(北海道・訪問看護ステーション時計台管理者)
「死なないための手段」ではなく
足立 文(岐阜・大垣徳洲会訪問看護ステーション管理者)
一緒に前に進むしか
辻 弘美(東京・LE在宅・施設訪問看護ステーション自由が丘管理者)
胃ろうを「延命」にしないために
原田三奈子(兵庫・訪問看護ステーションすまぁと管理者)
「平穏死」を言う前に
千葉信子(東京・多摩たんぽぽ訪問看護統括所長)
あっちゃー! マズイ! えーっ! ウッソー!
眞島千歳(東京・スギコー訪問看護ステーション)
「余命半年」からの起死回生
大橋奈美(大阪・訪問看護ステーション「ハートフリーやすらぎ」管理者)
認知症で胃ろうで、そして、おちゃめな初子さん
丸田恵子(東京・株式会社STORY代表取締役)
子にとって「成長」の糧は栄養だけにあらず
須田 恵(コスモス訪問看護ステーション)
“じわぁ~っ”と拡がれ「おいしい!プロジェクト」
村松智子(焼津市福祉部健康増進課成人保健担当係長)
認知症高齢者に対する介護者による経口摂取の限界
萩原正子(オフィス萩原代表理事)
「経口摂取の中止」をめぐる多施設チームのジレンマ
佐藤十美(セコム医療システム株式会社訪問看護ステーション看護部)
いよいよ高まる在宅医療・地域ケアのニーズに応える、訪問看護・介護の質・量ともの向上を目指す月刊誌です。「特集」は現場のニーズが高いテーマを、日々の実践に役立つモノから経営的な視点まで。「巻頭インタビュー」「特別記事」では、広い視野・新たな視点を提供。「研究・調査/実践・事例報告」の他、現場発の声を多く掲載。職種の壁を越えた執筆陣で、“他職種連携”を育みます。楽しく役立つ「連載」も充実。