働く身体のつくりかた 第7回

働く身体のつくりかた 第7回

2011.1.20 update.

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岡田慎一郎

1972年生まれ。理学療法士、介護福祉士,介護支援専門員。身体障害者,高齢者施設の介護職員,介護講師を務めるなかで、従来の身体介助法に疑問を抱き、独自に身体介護法を工夫。2003年、武術研究家の甲野善紀氏と出会い,その古武術の身体操法に感銘を受け、師事する。2004年頃から、古武術の身体操法を応用した「古武術介護」を提案したところ大きな反響を呼んだ。現在では、医療、介護施設などを中心に全国で年間200を超える講習会活動を行っている。
著書に『古武術介護入門(DVD付)』『DVD+BOOK 古武術介護実践篇』(医学書院)、『古武術介護塾』(スキージャーナル社)、『親子でいきいき 古武術あそび』(日本放送出版協会、2007)、『介護福祉士基本問題集』『介護福祉士実技試験合格ガイド』(晶文社)などがある。
岡田慎一郎公式サイト(http://shinichiro-okada.com/

写真:安部俊太郎(http://shuntaro-color.com/

第7回 下半身の連動性を高める

 

前回までは、上半身の連動性を中心としたエクササイズを紹介してきました。

 

今回は、下半身の連動性です。

 

通常、われわれはしゃがむ際に、股関節、膝、足首といった関節を意識しません。しかしそうするとどうしても、動かしやすい膝関節に頼った運動になってしまいやすいのです。

 

ここでは股関節、足首を意識した、しゃがみこみを行ってみましょう。慣れないうちは、椅子を使うと楽です。慣れてきたら、椅子なしで、床近くまでしゃがみこんでみましょう。

 

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1 肩幅程度に足を開きます
2 股関節とつま先を外に開きながら、腰を落としていきます。膝は曲げるというよりも、ゆるめる感覚です。
3 足元を踏ん張らず、自然につま先を外に開きながら、腰を落とします。
4 元に戻るときも、つま先、足首、股関節の連動を意識しましょう。

 

<働く身体のつくりかた バックナンバー>

DVD+BOOK 古武術介護実践篇 イメージ

DVD+BOOK 古武術介護実践篇

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