【岡田慎一郎】働く身体のつくりかた 第2回

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第1回より続く

 

第2回 背中と腕との連動性(1)

 
私たちの普段の動きはどうしても腕の力に頼りがちです。しかし、それは大変にもったいないことです。なぜならば、腕よりも大きな力を引き出せる背中(体幹部)が動きに参加していないからです。
 
 
腕だけの単独プレーではなく、背中と腕とがチームプレーになることにより、負担も少なく合理的な力が出せるようになります。
 
 
今回は背中と腕の連動性をチェックする「肘を回す」動きをしてみましょう。最初はそう難しくはありませんので、気楽に取り組んでください。
 

肘を回す STEP1

 
まず、両手を組んで、身体の前に出します。その状態で肘をみると、外側を向いていると思います。では、この肘を下に向けたり、元の状態に戻したりしてみましょう。このとき、組んだ手が一緒に回らないように注意してください(fig1)。
 
 
002zu.jpg
 
Fig1 肘をまわす
手を組んだ状態では外側に向いている肘(a)を、下に向ける(b)。さらに肘を外側に向ける、下に向ける……を交互に繰り返す。
イラスト:三上修(看護学雑誌72巻2号、2008年より)
 
 
 
STEP1はまだまだ小手調べです。動画のように動かせない方は、肩・背中の動きが硬いのではないかと思われます。肩こりなどに悩まされていませんか?
 
 
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このページは、igs-kankanが2010年10月27日 10:00に書いたブログ記事です。

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