かんかん! -看護師のためのwebマガジン by 医学書院-
2011.7.27 update.
☆こんな患者さんに
嚥下障害
一人当たりエネルギー114kcal、たんぱく質16.6g、塩分1.0g
<材料>
真鯛(白身魚なら何でも可) | 80×3切れ |
だし | 300g |
ソフティア | 4.5g |
人参(色づけのため) | 30g |
刺身しょうゆ | 15g |
<作り方>
人参は薄くスライスして鯛と一緒に蒸し器で蒸す。冷めたら、だしと一緒にミキサーにかける。
を鍋に移し、分量のソフティアを入れて火にかけよく溶かす。荒熱が取れたら、バットに流しいれて冷やし固める。
固まったら、刺身のように薄くスライスして盛りつける。
Story
魚は匂いも気になり食べにくいので、新鮮な刺身なら食べられるかもしれないと言われましたが、病態的に、生物である刺身を提供することは難しいと思われました。嚥下困難のある患者さんだったこともあり、魚のムースをつくり、切り方を工夫することで、刺身のような見かけに仕上げました。
味は「まぁまぁ」という評価でしたが、見た目はすごく喜んでいただくことができました。
ポイント
魚はだしを加えると、ミキサーにかかりやすいです。白身魚のほうが匂いも気になりにくいように思いますが、鮭を使うと色もきれいで美味しく作れます。