お洒落は足元から。
前回は、靴の選び方や足のケアについてご紹介しました。
今回は、靴下についてです。
靴下も、足元を彩るお洒落アイテム。
冷えの防止、肌の保護など、靴下はケア的な効果もあります。
一方で、きつかったり、暑かったり、
合わない靴下は不快感のもとになることも。
脚(足)のむくみのある方は、
履き口のしめつけがむくみにつながることもあるので、
しめつけ感のない靴下を探しているというお声も聞きます。
ということで、足に優しく、かつお洒落な靴下を探してみました。
注意したポイントはこちら。
(1) 肌ざわりはいい?
(2) しめつけ感はない?(履いた後の靴下の跡をチェック!)
靴下は、靴や服とのコーディネート次第で
さまざまに遊べるお洒落アイテムです。
この靴下はこれと合わせたい!という
筆者の妄想コーディネートとあわせてご紹介します。
リブ靴下
しめつけの少ない靴下といえば、リブタイプかと思い、
一般的なリブ靴下を履いてみました。
綿と化繊の混合タイプ、少し厚手で
季節を問わないタイプを試しました。
履き心地としては、
肌触りは可もなく不可もなくですが、
しっかりしているので、安心感があります。
しめつけ感については、脱いだ後を見ると、
リブの跡が脚についていました。
ぎゅっとしめつけられているわけではありませんが、
リブ靴下でも、ものによっては
きつく感じられるものもありそうなので、
気になる方は、店頭で履き口の柔らかさを
確かめてから購入するのが良さそうです。
シンプルなリブ靴下の良いところは、
カラーバリエーションの豊富さ。
差し色に使うと楽しいと思います。
モノトーンのコーディネートや、
ベージュ系のコーディネートのアクセントにすると、
こじゃれた雰囲気に。
革靴のようなクラシックな靴に合わせても可愛いですし、
スニーカーにも合います。
丈は長すぎないほうが、スカートにもパンツにも合わせやすいですね。
シンプルなリブ靴下は、
色違い5足で1,000〜2,000円のセットなどお得なものもあるので、
いろいろな色のものを集めて楽しめそうです。
ゴムなし靴下(ペルーコットン)
しめつけになりやすいのは、履き口のゴムの部分、ということで、
「ゴムなし靴下」というキーワードで探してみました。
肌に優しく、汗も吸ってくれるそうです。
コットンの肌触りが心地良いです。
サイズ感的には、少しぴったりとした感じ。
ゴムがないのでしめつけ感はありませんが、
履き口がくるっと丸まりやすいので、
丸まりすぎると、そこが少ししめつけになるかもしれません。
優しい色合いで、ナチュラルなコーディネートに合いそうです。
大人っぽい上品な色使いなので、
黒と合わせても野暮ったくない印象です。
夏の定番になってきている、
スポーツサンダルのコーディネートに使ってみたいです。
黒のレザーサンダルなど、
印象強めの靴に合わせて、上品さを出すのも良さそう。
コーディネートの他の部分に、
靴下の色と似た色を使ってあげると、
まとまりが出るのでおすすめです。
一足1,650円と少しお値段は張りますが、
素材にこだわりたい方には良いと思います。
ゴムなし靴下(オーガニックコットン)
ゴムなし靴下、調べてみるといろいろあります。
履き口の仕様は先述のMAITEと同様。
こちらは柄つきです。
コットンが心地よく、また、柄は外側に凸なので、
脚に柄の跡がつくこともなく、快適でした。
色が淡く、柄も可愛らしい雰囲気なので、
紐を編むタイプのレースアップサンダルのような繊細な感じの靴や
白シューズと合わせて、同系色でまとめると良さそうです。
ワンピース×靴下×サンダルは、鉄板(だと思う)。
裏地シルク靴下
肌に優しい素材といえば、シルクもね!
ということで、名前につられて、
フェリシモの裏地シルクのゆるさら靴下をお試し。
※フェリシモは取扱商品の回転が速いので、
同一品の取り扱いは終了している可能性があります。
シルクのさらさら感が気持ちいいです。
少し厚手でぴったり感がありました。
脱いだ後は、ボーダーの跡が少しつきました。
しめつけ感はありませんが、
気になる方は、柄物には注意が要るかもしれません。
鮮やかな色と柄の靴下は、
白コーデのアクセントにしてみるのはいかがでしょう。
柄をちらっと見せると、大人の遊び心を演出できます。
ハイカットシューズの上から覗かせるものいいですね。
はっきりした柄なので、
カジュアルなコーディネートに取り入れると、元気な印象になると思います。
くしゅくしゅガーゼ靴下
しめつけ感少なめで思いつくのが、くしゅくしゅ靴下。
足首から上の部分がゆったりしているので、しめつけ感がありません。
こちらもフェリシモで、
くしゅくしゅ部分は軽くて柔らかく、
履いていないような心地良さです。
足の部分は、ぴったり感がありました。
夏に重宝しそうな素材感です。
履き口のゴムが細めなので少し当たりますが、
あまり気になりませんでした。
ガーゼはナチュラル感があるので、
コーディネートもナチュラルに。
くしゅくしゅ部分を見せてあげたいので、
ゆったりパンツのロールアップや
ミモレ丈(ふくらはぎ半分くらいまでの長さ)のスカートに
サボなどのサンダルと合わせてみたいです。
ちょっとチャレンジで、ビビッドカラーの靴に合わせて、
靴のスポーティーな印象を靴下で和らげるのも、
大人っぽくていいかもしれません。
米ぬか靴下
最後は、下肢のリンパ浮腫の方が教えてくださった靴下。
米ぬか成分が糸に練りこんであり、肌に優しいとのこと。
足のむくみに悩んでいる方のために、
しめつけ感のなさにこだわって作られたそうです。
夏向けに、メッシュタイプも販売されているもよう。
足首より上の部分はしめつけ感がほとんどなく、
かつ編み方がしっかりしているので、
ずり落ちもないので快適でした。
厚手の靴下なので、カジュアルなコーディネートに取り入れると良さそうです。
スニーカーやスポーツサンダルと合わせたいですね。
チャレンジとしては、
ブラウスなどのキレイめコーディネートにプラスして
抜け感を出すのも良いと思います。
カラーバリエーションがあり、
アプリコットやイエローなど明るい色があるので、
アクセントにもなりますね。
靴下遊びは小さく始められる優しいお洒落
靴下は300〜3,000円ほどで、服よりも買いやすいお値段なので、
チャレンジしやすく、また、あまり制限なく楽しめるアイテムだと思います。
いつものお洋服でも、靴下を変えると、気分も変わります。
嬉しかったという患者さんのお声を紹介しました。
通院時や入院中も、靴下でお洒落を楽しめれば、気分も上がりそうです。
意外と人から見られる機会も多い靴下。
単なる下着としてではなく、お洒落として、
お気に入りのものを履いていただきたいです。
筆者の勤めているアパレルメーカーでも
靴下を販売していますが、
贈り物として買われる方も多いです。
足に優しい靴下を、相手への思いやりとして
贈るのも素敵かもしれませんね。
治療中の方も、そうでない方も、
足を労わりながらお洒落も楽しんでほしいと思います。