かんかん! -看護師のためのwebマガジン by 医学書院-
2012.11.19 update.
取材:イシカーさん
11月16日~18日横須賀文化会館で行われた精神障害者リハビリテーション学会。
そこで、ハーモニーが舞台講演を務めました。題して「幻聴妄想かるたdeアンサンブル」。
メンバー(13人)+スタッフ+アンサンブルメンバーの計24人という大所帯で舞台にあがったハーモニー。
はじめは新澤さんが、ハーモニーの紹介と、幻聴妄想かるたを作った経緯を話しました。
次にメンバー自身による自己紹介。
と、ここで早川さんのボディービルダー体操がいきなり始まってしまいました。
早川さんはどんな読み札を聞いてもボディビルダーを描いてしまう人なのですが、なんと本当に昔、ボディビルダーの指導者をしていたという過去が明らかに!
人に歴史あり、なのでした。
お次は、「愛の予防戦隊」。
メンバーの幻聴妄想体験が会場の賛同を得ながら和やかに披露されました。
その後はアンサンブルの演奏で、ハーモニーのテーマ曲「ハーモニーは金がない。いつかカルタで儲かる」を合唱。
会場が盛り上がると、べてるの家の伊藤さんと亀井さんが舞台に参入。舞台の真ん中でスポットライトを浴びる2人なのでした(笑)。
最後はみんなで横須賀名物「海軍カレー」を食べて講演の成功をお祝いしたよ。
めでたし、めでたし
ハーモニーのみなさん、おつかれさまでした。
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余談だけど、
精リハ学会が行われた横須賀の町名は「若松町」。
「若松マーケット」とか、「若松会館」とか、「若松商店街振興組合事務所(若松組)」とかの看板が町にあふれています。
ここに中村さんが来ていたらどんな反応だったかしらと、思わない人はいませんでした。ハーモニーが講演で呼ばれたことも、偶然とは思えません。非常にゆかりを感じる土地なのでした……。
解説冊子+CD『市原悦子の読み札音声』+DVD『幻聴妄想かるたが生まれた場所』付
これが本物の幻聴妄想の世界だ!!
東京・世田谷のハーモニー(就労継続支援B型事業所)が、自分たちの幻聴妄想の実態をかるたにした。彼らの幻聴妄想の世界を知ることは、共存の意味を学ぶことである。解説冊子と、DVD『幻聴妄想かるたが生まれた場所』に加えて、女優の市原悦子さんによる『読み札音声』CDが付録になった豪華版。