かんかん! -看護師のためのwebマガジン by 医学書院-
2010.12.14 update.
洗足ストレスコーピング・サポートオフィス所長、臨床心理士、精神保健福祉士、社会学博士。
主な著書に、『ケアする人も楽になる「認知行動療法」入門BOOK1&BOOK2』(医学書院/2011年2月発行予定)、『認知療法・認知行動療法カウンセリング初級ワークショップ』星和書店、『認知行動療法、べてる式。』(共著)医学書院、『認知療法・認知行動療法事例検討ワークショップ』(共著)星和書店、『事例で学ぶ認知行動療法』誠信書房、など。訳書にジュディス べック『認知療法実践ガイド』星和書店、ロバート リーヒ『認知療法全技法ガイド』星和書店、ジェフリー ヤング『スキーマ療法』金剛出版、ほか。
医学書院ナーシングカフェ
◆ 認知行動療法をこれからはじめてみたい人、興味はあるけどとっかかりがつかめなかった人などにぴったり。グループディスカッション、体験学習、質疑応答をしながら実践的に学びます。
講師 伊藤絵美 先生
日時 3月27日(日) 10:00〜17:00
場所 医学書院 2階会議室 文京区本郷1-28-23 TEL03-3817-5700(代表)
会場への地図・交通案内(PDFファイル)は こちら です。
定員 60名 (締め切りました。多数の申し込みありがとうございました。)
受講料 12,000円 (資料代、昼食代含む。事前にお振込みください。)
※事前のお振込み確認をもちまして、参加申込受付完了とさせていただきます
参加申し込み方法
お申し込みは締め切りました。
1. 認知行動療法の基本的な考え方をわかりやすく解説!
2. ナースにとっての身近なストレス事例を、認知行動療法で考えると、どんなふうに整理・解決できるかを、ストーリー仕立てで解説!
3. 今、患者さんのなかにも高まる、認知行動療法へのニーズに応用することができます。
【たとえば…】
◎無能な同僚管理職に腹が立って仕方がないカオルコさん
ストレスの元凶は同僚管理職マナブ(師長)。同い年の46歳。シフトも組めない業務能力のなさで、いつもカオルコさんが尻拭いをさせられるが、本人はそれを何とも思っていない。鈍感なマナブによって病棟の看護の質が落ちてしまい、患者さんにも不利益が出ている。そうした不満を、皆がカオルコさんに言いにきて、それを聞くたびに頭にくる。だいたいなぜこんな奴を管理職にしたんだ!と思うが、マナブは病院の上層部には受けがよく、非常にかわいがられている。上の人たちもマナブもバカなんじゃないかと思う。ただでさえ病棟は忙しいし,立場上,患者さんだけでなく部下のケアまでやらなきゃならないからストレスが溜まるというのに,マナブというバカのせいで余計にストレスを背負わされてしまい,そのことで腹が立って仕方なく、家に帰っても怒りがおさまらない。最近は怒りと興奮によってカオルコさん自身が参ってしまい、友人に勧められて認知行動療法の扉を叩いた。
こんな事例をドキドキしながら読んでいくだけで、認知行動療法の基本的な考え方から使い方までが、無理なく理解できるようになっています。