『高齢者救急』ってこんな本
医学書院より『JJNスペシャル 高齢者救急 急変予防・対応ガイドマップ』が発売になりました。高齢者のケアをしていて「何かおかしい」と思っても「年のせいかな・・」と片付けてしまったり、「ほんとに帰して大丈夫かな・・」と思うようなケースはありませんか?
この本では、これまであまり語られなかった高齢者の“微妙な”変化や、“まずこれだけは気をつけよう”という点を解説していきます。高齢者の対応がなんとなく不安だったり、困っている看護師さんにぜひ読んでいただきたい一冊です。
著者の病院までいってQ(仮)
Qこの本の最もこだわったポイントはどこですか?
高齢者対応が苦手という人の原因の多くは「あいまいさ」であると思います。この「あいまいさ」を何とか文章として明確にして、スッキリさせようと考えました。自分が老年医学の研修をして指導医から教わったと感じるほぼすべての事を書いたつもりです!!
Qこの本はどんな人に読んでもらいたいですか?
病棟や救急外来で高齢者の患者さんを診て、どうしたらよいのだろうと困っている看護師さん。高齢者診療が苦手な研修医の先生にもぜひ。
Qこの本を作るうえで一番苦労したことは?
最初は、多くの方との共著でというお話があったと理解していたのですが、打ち合わせに行くと、医学書院の編集の人に「ぜひ先生おひとりで」と平然と言われました。「僕には無理です」とお断りしたのですが、「まあ、まあ、先生、普段感じていることを少しずつ文章にしていけば大丈夫ですから…」とはぐらかされ、時にはおだてられ、何とか出版にこぎつけました。
恐るべし、医学書院!!
Qところで、最近先生が一番ハマっていることは何ですか?
クラシック(オーケストラ)の演奏会に行くのがとても良い気分転換になっています。自らは音を出していないのに、素晴らしい音楽を紡ぎだす指揮者という存在は本当に素敵だと思います。生まれ変わったら指揮者を目指して勉強したいです(?)。
Q読者に向けて一言メッセージを
我々も必ず年をとり高齢者になります。
自分たちの将来の安心のためにも高齢者に優しい医療者仲間を増やしていきましょう!!
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