かんかん! -看護師のためのwebマガジン by 医学書院-
2017.8.28 update.
2000年に発足し、安全安楽かつ効果的に患者がIVRを受けられるようにIVR看護のあり方を検討する場です。放射線科における看護の臨床実践能力を高めるため専門知識や技術の習得、研鑽をめざし、チーム医療における看護師の役割を追究し、また、IVR看護師の専門性を確立するため、継続して学習する場、人的交流の場を提供することを目的としています。
発足間もなくから開催している研究会(セミナー)は、3月16日に第19回を迎えました。記念すべき第20回は、2020年3月7日に開催予定です!
公式webサイト:http://www.ivr-nurse.jp/
Face book @ivrnurse2016
A看護師のもやもや
新卒で働きはじめてからずっと脳外科病棟で看護をしてきた私。結婚を機に外来へ配置換えを希望。移動先は放射線科。
先輩についてIVRを担当しはじめて、やっと治療も独り立ちできるようになってきた。今日はCAG(冠動脈撮影検査)だけで10件もこなして、次回PCI(経皮的冠動脈インターベンション)予定となったのは3件。
そーいえば、初めてCAGを受ける患者さんで入室時に震えていた患者さんがいたな。入退室の忙しさに声をかけられなかったけど、無事に検査は終わってよかったな。次回PCIになったけど、大丈夫かな?? 患者さんの名前は……。
あれ、まったく思い出せない。ここの部署は、他職種も多く、みんなで連携して業務をこなしていくのでとにかく忙しい。周りに迷惑かからないようにと検査の準備ばかりに気をとられていて、患者さんのことを置き去りにしていたのかもしれない。病棟では24時間看護師が患者さんに関われていたけど、IVR室は機械的に検査をこなさなければいけないし、短時間でしか患者さんには関われない。IVR室で看護はできるのかな??
この看護師は、IVR室で検査治療を独り立ちできるようになりましたが、業務としてではなく看護師として患者に関われていたのだろうかと悩んでいます。患者さんに関わる時間が短いと看護はできないのでしょうか?
みなさんはIVRに看護はないと思いますか?
<つづく>
(IVR看護研究会 丸山陽子)