第1回 連載を始めるにあたってのごあいさつ

第1回 連載を始めるにあたってのごあいさつ

2017.8.24 update.

 みなさん、こんにちは。

 IVR看護研究会の野口です

 IVR看護研究会の紹介はのちほどにするとして、まず、IVRの説明から始めたいと思います。

 

 IVRはインターベンショナルラジオロジー(Interventional Radiology)の略で、日本語では「画像下治療」と訳されます。  

 IVRの多くは局所麻酔で行われますが、外科的治療に匹敵もしくはそれ以上の効果のある手技もあり、IVRに携わる看護師(以下、IVR看護師)は、治療の介助をしつつ、意識のあるまま侵襲のある治療を受ける患者のケアをしています。

 「治療を受ける」という覚悟を決きめていらっしゃる患者さんや家族との関わりは、「治療中」という限られた時間の中でも、病棟では出せない患者さんの悩みや不安、治療に対する思いなど本音がポロッとこぼれ、それをきっかけに実に多くのことを学ぶ機会となり、看護師の心に火を灯すことがあります

 

 一方IVR室に配属になり、病棟とは違う形の看護に戸惑い、IVRの中での看護や自分の存在意義が見つけられず、伸び悩みを感じている看護師も多くいます。

 また、患者さんから直接フィードバックを得られる機会も少なく、自分の行った看護がよかったのか、悪かったのかもわからないことで日々悩みながらケアをしている看護師もいます。

 

 「IVRに看護師はいらないのでは?」と上司から言われて反論したいものの、明確に言葉に表現できず悶々と働いている看護師もいます。  

 そんなIVR看護の現場でフツフツとした気持ちで働いている看護師をはじめとしたすべての看護師のために、この「かんかん!」にページをいただき、「IVR看護魂」に火をつけた日々のケアの事例を、理論やガイドライン、文献を使いながら、解説をしていきたいと思います。内容はIVR看護の場面となりますが、「心に火が灯る」看護のエピソードは、すべての看護師がケアの場面で経験するところがあると思います。そういう意味でもIVRをあまり知らない方にもぜひ読んで頂けたら嬉しく思います。

 

 連載「らんらんIVR看護」は、まずエピソードと問題提起をします。そして、翌日に解説をしていきたいと思います。

 エピソードを読んだ後は、しみじみとその状況をイメージしていただき、問題提起で、「自分だったらこう思う」「自分が先輩だったらこういう風に指導するのにな……」など、自分だったら、自分の施設だったらと、わがことに置き換え一度過去の経験を振り返り、考えてみることをお勧めします。

 翌日の解説は、数々あるうちの1つの解答です。自分の考えが間違いだと思わず、「こういう考えもあるんだな……」という程度に読んでくだされば幸いです。

 

 ちなみに「らんらんIVR看護」の名前の由来を説明しておきます。様々な障壁にあたり心がれ(らん)ても、走り(RUN )続け、最後には々(あふれんばかりに輝く)とIVR看護をしてほしいという願いを込めてつけました。(昔、上野動物園にいたパンダのカンカンの相方のランランからとったわけでは、けっしてありません((´∀`)))

 

文責 IVR看護研究会 野口純子

 

 

●IVR看護研究会とは

 2000年に発足し、安全安楽かつ効果的に患者がIVRを受けられるようにIVR看護のあり方を検討する場です。放射線科における看護の臨床実践能力を高めるため専門知識や技術の習得、研鑽をめざし、チーム医療における看護師の役割を追究し、また、IVR看護師の専門性を確立するため、継続して学習する場、人的交流の場を提供することを目的としています。

 発足まもなくから開催している研究会(セミナー)は、今年3月で第17回を迎えました。第18回は2018年3月10日開催予定です。

 

公式webサイト:http://www.ivr-nurse.jp/

 

Face book @ivrnurse2016
 

→第2回はこちら

トラックバック

http://igs-kankan.com/mt/mt-tb.cgi/1059

コメント

このページのトップへ