お肌も野菜も温熱が

お肌も野菜も温熱が"ハリ"の秘訣?!

2012.8.22 update.

宇田川廣美 イメージ

宇田川廣美

東京警察病院看護専門学校卒業後、臨床看護、フリーナース、看護系人材紹介所勤務を経て、フリーライターに。医療・看護系雑誌を中心に執筆活動を行う。現在の関心事は、介護職の専門性と看護と介護の連携について。「看護と介護の強い連携で、日本の医療も社会も、きっと、ずっと良くなる!」と思っている。

温熱でお肌も野菜も新鮮さ保持?!

 

その情報は「紫外線を浴びる前に肌を温めると、シワを防ぐことができるかもしれない」ということが、慶応大学薬学部の水島徹教授等の研究で発見されたというのです。

 

シワを防げるということは、シャキッとしたハリのある肌を保てられるということ。この記事を読んですぐに、最近、マスコミで取り上げられている野菜の「50℃洗い」が思い浮かんできました。それは低温スチーム研究家の平山一政氏が考案した方法で、水で洗うことが常識の野菜を50℃のお湯で洗うと①色つやがよくなる、②シャキッとして鮮度が上がる、③アクや臭みが取れて旨味が増す、といったメリットがあるそうです。温めることは逆効果では?と思いますが、50℃のお湯に入れることでヒートショックという現象を起こし、葉の表面の気孔が開いて細胞が水分を取り込んで鮮度が上がるそうです。この方法は野菜だけでなく肉や魚にも応用できるということです。 冒頭の研究の記事と合わせて、お肌にとっても野菜にとっても、温熱は重要なカギになりそうです。

 

ポイントは温熱によるタンパク質の増加!

 

シワの原因には、紫外線、乾燥、表情の癖、筋肉の老化、減量、間違ったスキンケアなどがありますが、中でも紫外線は最大の原因といわれています。紫外線は肌の真皮層にあるコラーゲンやエラスチンを傷つけて、お肌のハリや弾力を低下させてシワを作ります。

 

水島教授らの研究では、皮膚を温めることで細胞を保護するたんぱく質が増え、それが紫外線によるシワを防げることをマウスの実験で発見しました。

 

実験ではマウスの背中をお湯に5分間つけた後に真夏の日差しに相当する紫外線を5分間照射。これを週3回、10週間続けたそうです。すると、体温と同程度の37℃ではシワができたものの、42℃のお湯ではシワができなかったということです。これは熱のストレスに応じて細胞の中で作られるHSP(熱ショックタンパク質)というたんぱく質が増加したためと考えられ、さらに検討したところHSP70というたんぱく質がコラーゲンを分解するたんぱく質を減らすこともわかりました。

 

42℃はちょっと熱めのお風呂の温度です。外出前の入浴やシャワー、スチームパックなどでシワ予防が期待されるということ。もちろん熱めの入浴では水分補給も欠かせません。それにゆとりをもった行動のための時間も。美肌のためには、温熱、水分、ゆとりは必須条件ということですね。そして、美肌を守りたい人から、この研究の行方に期待が寄せられます。

 

参考website

●慶応義塾大学プレスリリース

http://www.keio.ac.jp/ja/press_release/2012/kr7a4300000avgfv-att/120807_1.pdf

●平山和正氏のホームページ

http://www.steaming-cook.com/category/1521630.html

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