夏の紫外線予防と栄養

夏の紫外線予防と栄養

2011.7.10 update.

澤田江里子 イメージ

澤田江里子

トータル・コミュニケーションズ(株)管理栄養士

大学卒業後、病院にて勤務。管理栄養士取得後、調理現場、栄養指導、NST、嚥下食に携わり「食」の大事さを学ぶ。退社後サプリメントを勉強しサプリメント管理士取得後、老人ホームへ入社し栄養課リーダーを務める。その後トータル・コミュニケーションズ(株)へ入社。現在は健康・栄養PR業務に従事。

紫外線にも、種類があるんです

 

紫外線が気になる季節となりましたが、皆さま紫外線対策はしていますか?

 

紫外線は大まかに3つに分けることが出来ます。A波(UV-A)、B波(UV-B)、そして地上にはあまり届かないと言われているC波(UV-C)です。

 

A波は一年中、雨でも曇りでも地表に届いていますが、紫外線の中では一番影響が少ないと言われています。しかし、A波は肌の真皮に届き、シワ・たるみの原因となります。

 

B波は最も注意が必要な紫外線で、夏の晴れた日には要注意です。紫外線はビタミンDの合成や新陳代謝に関与しているので、紫外線を浴びること自体が悪いわけではありません。ただ、浴び過ぎるとシミ・シワ・肌の乾燥だけでなく、免疫力低下や皮膚がんの原因になる可能性もあります。

 

日焼けで水膨れが出来るのもB波の影響だと言われています。日焼けした肌は‘やけど’と同じ状態なのでなるべく水タオルなどで冷やしましょう。紫外線を浴びて水膨れまでなってしまったら病院に行きましょう。

 

病院に行くような状態になる前に、紫外線対策として、日焼け止めを塗ることをお勧めします。日焼け止めは沢山の種類が出ていますが、選ぶ時に着目して頂きたい表示が2つあります。

 

日焼け止め、ココをチェック

 

1つはSPF○○という表示。SPFとは、具体的には「紫外線を浴びた際にできる赤い斑点をどれだけ防御できるか」を表しています。SPF=1の場合、赤い斑点が出るまでの時間を1倍延ばすことができる、ということになります。

 

赤い斑点が出るまでの時間には個人差がありますので、たとえば赤い斑点が出るまでに20分かかる人がSPF=20の日焼け止めを使用すると、
 

SPF20=20分×20倍=400分≒6.6時間
 

という計算になります。同じ人がSPF=30のものを使うと、20×30=600=10時間、ですね。

 

また、SPFは1平方cmあたり、2mgの化粧品を塗った場合の指標です。しかし、この分量を実際に塗ると肌が白くなってしまうので、普通はもっと薄く塗るかと思います。この場合、日焼け止めは効果を十分に発揮できなくなります。夏場は汗もかくので、こまめに塗った方がよいでしょう。 

 

もう1つはPA+という表示です。+(プラス)が1~3つで表示され、A波を防ぐ指標となっています。

 

日常の生活ではSPF20、PA+で十分です。

 

真夏の海や外でのスポーツ時はSPF指数が高いものやPA値の多いものを選びます。しかし、SPF指数が高くPA値が多いと肌への負担も大きくなるので、用途や自分に合った日焼け止めを使用することをお勧めします。

 

また、紫外線を浴びると体内で活性酸素が発生します。活性酸素とは、体の細胞を酸化させて老化や病気を引き起こす原因になります。その為、活性酸素によって体が酸化しないように抗酸化作用のある成分を含む食品を普段の食事から摂るように心がけましょう。

 

紫外線に、この食品!

 

では、具体的にどのような食品を摂ったら良いのでしょうか?抗酸化作用のある栄養素は例えばビタミンC,ビタミンE,β-カロテン,ポリフェノール等です。

 

oneビタミンCを多く含む食品

オレンジ、じゃがいも、キウイフルーツ、カリフラワー、夏みかん 等

 

twoビタミンEを多く含む食品

モロヘイヤ、かぼちゃ、アーモンド、ほうれん草 等

 

threeβ-カロテンを多く含む食品

人参、モロヘイヤ、かぼちゃ、ブロッコリー 等

 

fourポリフェノール

緑茶(カテキン)、コーヒー(クロロゲン酸)、ブルーベリー(アントシアニン)等

 

これらの抗酸化作用のある栄養素を上手に体内に摂り入れることで、紫外線予防に繋がります。

 

日常から必要以上に紫外線に当たらないように注意する事も必要ですが、日焼け止めや抗酸化力をつける食生活をすることで、上手に紫外線対策を行い、お肌の健康を維持させましょう。 

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