対人支援の場としての偶然性の時空

対人支援の場としての偶然性の時空

2025.10.03 update.

対談者プロフィール

高木 俊介(たかぎ・しゅんすけ) 精神科医
たかぎクリニック 院長/京都・一乗寺ブリュワリー会長
おもな著書に『危機の時代の精神―医療変革の思想と実践』(日本評論社、2022)、『対人支援のダイアローグ―オープンダイアローグ、未来語りのダイアローグ、そして民主主義』(金剛出版、2022)、『精神科の薬について知っておいてほしいこと―作用の仕方と離脱症状』(共訳 日本評論社、2022)など、がある。好きな言葉は「酔生夢死」。


星野 概念(ほしの・がいねん) 精神科医など
精神科医として働くかたわら、執筆や音楽活動も行う。いくつかの場所での連載や寄稿のほか、著作もあり。音楽活動はさまざま。著書に、いとうせいこう氏との共著 『ラブという薬』(2018)、『自由というサプリ』(2019)(ともにリトル・モア)、単著『ないようである、かもしれない~発酵ラブな精神科医の妄言』(ミシマ社)(2021)、『こころをそのまま感じられたら』(講談社)(2023)がある。対話や養生、人がのびのびとできることについて考えている。


◆高木俊介さん×星野概念さんのトークイベントを開催!


2025915日(祝)に、紀伊國屋書店新宿本店アカデミックラウンジにて、精神科医の高木俊介さんと、同じく精神科医の星野概念さんのトークイベント「教えてください高木さん。対人支援ってなんですか?」が開催されました。

 

このイベントは、雑誌『精神看護』20259月号の特集「"偶然性"に本質を見出す人たち 安全基盤でこそ何かが起こる!」を振り返りつつ、星野さんが高木さんに存分に質問をぶつけるという趣旨のイベントでした。

 


かんかん写真.JPG



◆イベントの様子はポッドキャストで!


イベントの様子は『精神看護』のポッドキャスト「対話ロジカルスペース」にて、全編を公開しまています。

 

前半(番組ナンバー#15)は、精神医療における偶然の捉え方を中心に、後半(#16)は、高木さんの特集への寄稿記事「対人支援の場としての偶然性の時空」について解説をいただきました。


そして、記事に登場する、もはや「高木曼荼羅」と呼んでしまってよさそうな、人間と社会との関係を時間軸と空間軸を用いて表現した「人間と社会の時空間;相克(そうこく)と循環」がこちらになります(画像をクリックで拡大します)。




人間と社会の時空間 .jpg


これはいったい何を表しているのでしょう? この図、いや曼荼羅の世界観を、ぜひポッドキャストにて味わってください! 対人支援の仕事、もっと言えば、生きることに前向きになれるはずです。


資本が提供する空間と商品生産のための時間に飲み込まれている私たちの生活ですが、それでも世界は美しいのです!(『精神看護』編集部)




ポッドキャスト「対話ロジカルスペース」へはこちらから←クリック

 

 

 



『精神看護』2025年9月号 イメージ

『精神看護』2025年9月号

特集 “偶然性”に本質を見出す人たち 安全基盤でこそ何かが起こる!
巻頭対談 「ねらうとうまくいかない」──酒造りと精神医療がシェアする、狙わないから生まれるもの 石川達也×星野概念
手記 私の安心の途中経過 坂口恭平

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