週2~3回更新 Pick Up看護研究書 Vol.4 ついに「定本」できました!

週2~3回更新 Pick Up看護研究書 Vol.4 ついに「定本」できました!

2020.10.22 update.

日本看護研究学会第46回学術集会でも,たくさんの質的研究の成果が発表されています。

 

本書は,看護研究にいまや欠くことのできない質的研究方法の1つとして

広く用いられているM-GTA(修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ)の決定版といえる一冊です。

 

著者の木下康仁先生は,言わずと知れた,このM-GTAを開発された研究者です。

 

これまでもM-GTAについての書籍を数々ご執筆されてきました。

 

他にも、グラウンデッド・セオリー・アプローチを世に知らしめた翻訳

死のアウェアネス理論と看護―死の認識と終末期ケア

 

人類学的アプローチのアクションリサーチが学べる翻訳

文化と看護のアクションリサーチ―保健医療への人類学的アプローチ』をはじめとする

数々の研究関連書籍があります(単著・共著を含め執筆も多数!!)。

 

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そんな中,このたびついに! M-GTAについての内容が体系的にまとめられた待望の一冊が誕生しました。

ここ見て!

M-GTAのことならこの一冊,と頼もしさも感じる,

全400頁の大ボリューム!

 

 

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一から分析方法の基本型を学べることはもちろん,実際に手法として用いる際に,今どの段階にあるのか,本書と照らし合わせて,分析のプロセスを確認しつつ進めていくことができます。

 

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本書の特長は,M-GTAの方法論を基礎から学んでいける入門書であると同時に,質的研究についての専門書でもあるという点にあります。

 

M-GTAという研究手法の開発の経緯,さらには,質的研究の置かれている現状から今後の展望など,質的研究への思索を深められる一冊となっています。

 

質的研究に取り組むすべての人に手に取っていただきたい一冊です。

(OY)

 

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