かんかん! -看護師のためのwebマガジン by 医学書院-
2020.10.15 update.
日本看護研究学会第46回学術集会にあわせ、ふだんとは違うキリ口で看護研究書を紹介する第3回。
向谷地生良先生とべてるの家のメンバーさんたちによる教育講演1を聞きました。
冒頭、向谷地先生が
「べてるのみなさんとZoomで微妙な空気が伝わらない形での講演というのは一体どうなるのだろうと多少ハラハラドキドキ…」
と話された講演はどうなったか・・・は講演をご視聴下さい。
「当事者とともに創る看護の知」をテーマに開催された日本研究学会ですから、これを機により多くの研究者に「当事者研究」に触れていただきたいと願っています。
きっとそれぞれに、触発されるものがあるはずです。
向谷地先生の著者は多くありますが、まずは『≪シリーズ ケアをひらく≫べてるの家の「当事者研究」』でしょうか。
講演の中で、「どうしたらよいかわからないから、『一緒に研究しようか』と」発したところから当事者研究が始まったと話されていましたが、それがこの場面
でしょうか。
向谷地先生が「自助(自分を助ける、仲間を助ける)をめざす研究活動」とする当事者研究。哲学や教育学、あるいは科学論と交差させながら当事者研究の魅力と潜在力を探るこちら
『≪シリーズ ケアをひらく≫当事者研究の研究』(石原孝二先生編)も、研究者の皆さんにはおすすめです。
(KT)