かんかん! -看護師のためのwebマガジン by 医学書院-
2020.10.05 update.
日本看護研究学会第46回学術集会にあわせ、ふだんとは違う切り口で看護研究書を紹介する第2回。
髙木廣文先生の研究方法セミナー1を聞きました。
札幌に移られた髙木先生と久しぶりにお酒が飲めるかなと
札幌出張を楽しみにしていましたが、なんと、4か月断酒をしているそうで…
気になる方はぜひ、講演を視聴下さい。
それはさておき、ミックスドメソッドと当事者研究それぞれの「入門」としてわかりやすく、かつ当事者研究で質的研究と量的研究をどう組み合わせるかの具体的な試案まで話されていました。
髙木先生といえば、『ナースのための統計学(第2版)』ではないでしょうか。
右は初版です。1984年の発行です。
長く読み継がれるには理由がある…その理由を知りたい方は
第2版をご覧ください。
統計学のエキスパート・高木先生が質的研究の科学性を論じているのは
『質的研究を科学する』です。
最終章「第6章 最後の難問―アブダクション」に、
「最後に書きたかったこととして、…(中略)…「直観的推論」について考えてみたい」
とあります。
「直観」も、「推論」も、研究においては大事ですよね。
でも、「直観」も「推論」も科学的? と疑問に思った方はぜひお読みください。
(KT)