「観察」することの驚きと歓び

「観察」することの驚きと歓び

2016.6.27 update.

★★★

■細馬宏通(ほそま・ひろみち)
滋賀県立大学人間文化学部教授(コミュニケーション論)。2006年から介護現場での観察研究を始め、利用者やスタッフの会話にあらわれる身体動作を観察してきた。
著書に『浅草十二階―塔の眺めと“近代”のまなざし』青土社、『ミッキーはなぜ口笛を吹くのか―アニメーションの表現史』新潮社、『今日の「あまちゃん」から』河出書房新社、『うたのしくみ』ぴあ、とその関心は幅広く、ジャンルを横断した“目利き”として知られる。
  
■六車由実(むぐるま・ゆみ)
東北芸術工科大学芸術学部准教授(民俗学)を2008年に退職後、ハローワークでホームヘルパー2級の資格を取得。静岡県の特別養護老人ホームで介護職員として働いた後、現在、デイサービス「すまいるほーむ」管理者。
『神、人を喰う―人身御供の民俗学』(新曜社)で2003年サントリー学芸賞、『驚きの介護民俗学』(医学書院)で2013年医学ジャーナリスト協会賞を受賞。最新作は『介護民俗学へようこそ―「すまいるほーむ」の物語』新潮社。 

満員御礼! 受付は終了しました。

 

ベテラン職員の「神対応」をビデオで分析するとどうなるか、真似がなぜ現場で役に立つのか、延長ジェスチャーはどんな効果を持つのか――これまでにない身体論的視点からケアの現場を分析した書、『介護するからだ』が刊行されました。

 

著者の細馬宏通氏は、当代随一の目利きとして知られる人間行動学者。「かえる目(もく)」というバンドのボーカルでもあります。

一方の六車由実氏は、アカデミズムから離れた後、たまたま遭遇した介護の現場に魅せられ、お年寄りの聞き書きを始めます。

そんな「目の人」と「耳の人」による、『介護するからだ』刊行記念対談です!

皆様の参加をお待ちしています。

 

 【日時】 2016年8月17日(水)19:00~21:00(18:30開場)

 【講師】 細馬宏通(滋賀県立大学教授)

       六車由実(すまいるほーむ管理者)

 【場所】  医学書院本社会議室 >MAP

       (東京都文京区本郷1-28-23 電話03-3817-5700)

 【受講料】1,000円(税込み/当日受付にてお支払いください)

 【定員】 80名 

   ご好評につき、定員を80人まで増やし、引き続き申込受付中です。←受け付け終了しました。

 

 【プログラム(予定)】
 ❶対談(約70分)

  細馬宏通×六車由実

 ❷質疑応答(約30分)

 *終了後、両先生のサイン会あり

  

申込みフォーム.png

 

 

 

 

 

 

①パンダをクリックすると医学書院のセミナー紹介ページに飛びます。

②そのページの右上に、「申込」と書かれた小さなボタンがあります(茶色い文字!)。

③そこをクリックして必要事項を書き込んで申込み終了です。

(わかりにくくてすみません。。。)

 

【お問い合わせ】

医学書院『訪問看護と介護』編集室

TEL 03-3817-5787

E-mail:houmon@igaku-shoin.co.jp

(お電話でのお申し込みは受け付けておりません。上記申し込みサイト「お申し込みはこちらから」をご利用ください)

 


介護するからだ

●関連書1●『介護するからだ』

細馬宏通=著 

目利きで知られる人間行動学者が、ベテランワーカーの「神対応」をビデオで分析してみると……そこにあったのは“かしこい身体”だった! ケアの現場が、ありえないほど複雑な相互作用の場であることが分かる「驚き」と「発見」の書。そして、マニュアルがなぜ現場で役に立たないのかがよ~く分かります。暗黙知を言語化するとこうなる!

●定価 本体 2,000円+税8%
 

●関連書2●『驚きの介護民俗学』

六車由実=著

『神、人を喰う』でサントリー学芸賞を受賞した気鋭の民俗学者は、あるとき大学をやめ、老人ホームで働きはじめる。そこで出会った「忘れられた日本人」たちの語りに身を委ねていると、やがて目の前に新しい世界が開けてきた……。「事実を聞く」という行為がなぜ人を力づけるのか。聞き書きの圧倒的な可能性を活写し、高齢者ケアを革新する話題の書。

●定価 本体2,000円+税8%
 詳しくはこちら

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