かんかん! -看護師のためのwebマガジン by 医学書院-
2012.8.24 update.
お肌のお手入れは次の4つの要素で成り立っています。10年後も勝ち組に入りたい方,美肌は必須項目。徹底的に日々のケアをしてください。
クレンジングクリームで脂溶性の汚れを,洗顔フォームで水溶性の汚れを取ります。これが,W洗顔です。汚れや古い角質をしっかり取って,お肌にいい成分を浸透しやすくします。W洗顔では,汚れを落とすと同時に,マッサージを行いましょう。マッサージは,リンパや血液の流れを良くしたり,お肌の細胞を元気にします。明るく引き締まった肌を育み,化粧水の浸透もますますよくなります。
どんなクレンジング剤を使えばいいの?
メイクだけでなく酸化した皮脂や不要な角質を落としてくれ,さらに指が滑らかに動くテクスチャーでマッサージもできるタイプのクリームクレンジングがオススメです。
クレンジングクリームを,おでこ,鼻,両頬,顎にのせ, 中指と薬指で指先だけでなく指全体を使ってマッサージします。
●おでこ:指を左右に動かして,クリームを全体に伸ばすように,力を入れずに,やさしくマッサージします。
●頬:指を回転させながら,下から上,内側から外側となるようにマッサージします。これでリフトアップ効果が期待できます。
●顎・首:顎から首の間を,指を左右に動かしてマッサージします。フェイスラインと首の間は,顎から耳の後ろにあるリンパ節に向かって動かし,リンパの流れを促します。これでむくみとたるみをケアして,スッキリフェイスラインに近付きます。
●Tゾーン・鼻:Tゾーンや鼻の横,小鼻には酸化した皮脂が溜まりやすいので念入りに。小鼻の周辺,鼻筋の脇も,しっかりマッサージしましょう。小鼻のむくみをとると,鼻が高く見える効果があります。
べたつきがなくなるまで,顔をなでるように十分すすぎます。クレンジングが顔に残ったり,強くこするようにすすぐと,お肌のトラブルの原因に!
洗顔フォームをたっぷり泡立て,泡で顔を包み込むように洗います。
洗顔方法は,クレンジングと同じです。
正面で5回,右側で5回,左側で5回,右おでこ5回,左おでこ5回。
ぬるま湯で洗いましょう。温度が高いと,天然の保湿クリームである皮脂が流れてしまいます。温度が低すぎると,汚れをとる前に毛穴を引き締めてしまいます。
コットンに化粧水をたっぷり含ませた後,コットンの上の方を2本の指で挟み,お肌にピタピタと当てていきます。
手で直接馴染ませるよりコットンを使ったほうが,少ない刺激でより多くの水分をお肌に浸透させられます。
年齢とともに低下する皮膚の水分量,乾燥が激しいときは,保湿美容液を活用しましょう。
化粧水で終わってしまう人もいますが,これはNG。せっかくお肌に吸収させた化粧水が逃げてしまうので,必ず保湿クリームをつけましょう。
紫外線はお肌の老化に大きく影響します。必ずUVクリームを使いましょう。顔は白いのに,首と胸元が焼けている,この差をメイクで埋めるのはとっても大変。お顔だけでなく首やデコルテも紫外線対策を!!
紫外線は3月頃から強くなりはじめ,5~9月頃にピークとなります。夏場は皆さん注意していると思いますが,曇りで涼しい日でも,晴れの日の80%が肌に届いています。さらに,反射した紫外線は日陰や屋内にまで届きます。「夏」じゃなくても「曇り」でも「屋内」でも,UVケアを忘れずに!