バイタルサインの重要性

バイタルサインの重要性

2011.11.11 update.

徳田安春 イメージ

徳田安春

とくだやすはる。水戸協同病院内 筑波大学附属病院 水戸地域医療教育センター 教授。
琉球大学医学部を卒業後、沖縄県立中部病院にて卒後研修。沖縄県立中部病院総合内科、聖路加国際病院一般内科、聖ルカ・ライフサイエンス研究所臨床疫学センターを経て現職。
看護師向け講演・セミナーや看護師新人教育、現任教育にも積極的に取り組んでいる。
10月に発行された『JJNスペシャル アセスメント力を高める!バイタルサイン』(医学書院)も好評。

なぜ今バイタルサインなのか?

 

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バイタルサインは定量的に(数値で)あらわすことができるデータで、医療においてはこの定量的ということがとても大切です。

日常的にさまざまな場面で測られているバイタルサインですが、現場では十分に活かしきれていないのが現状ではないでしょうか。バイタルサインを活かすことができれば、多くの場面で役立ちます。

 

バイタルサインは急変時に役に立つ!

 

・バイタルサインは急変のサインを鋭敏にキャッチできるツールになります。

・急変の際には、必ずバイタルサインに異常がでます。

・急変を早期に発見することで、患者の予後は大きく変わります。

・注意するべき病変のサインを見逃さないアセスメント力が求められます。

 

◎急変を早期に発見できる

→アウトカムの改善

 

◎注意するべき重篤な病変のサイン

・バイタルの逆転(脈拍数が収縮期血圧を超える)

・呼吸数の急激な増加

 

バイタルサインは日常のケアの場面で役に立つ!

 

・バイタルサインは外来・入院患者などに対して日常的に行う看護業務ですが、日常のなかでこそ、いきるものでもあります。

・患者さんがどのような状態なのか、治療の効果はでているのか、急激な変化はないのかなど、ケアの場面ごとにバイタルサインを適切に評価することで、ケアにいかしていきましょう。

 

◎運動前後のバイタルサインの急激な変化に注意

・脈拍

・血圧

・呼吸数

 

◎バイタルサインに明らかな異常がある場合

→負担の大きい活動(運動・入浴)は避ける

・拡張期血圧>130mmHg

・呼吸数>40回

・脈拍>130

 

 

最後に、マスターして欲しいポイントをまとめました。

ぜひ、バイタルサインをケアに積極的に活かしていってください。

 

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※本記事は、10月に行われた実力養成講座の内容をもとに編集し直したものです。

  

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