第4回 がんは「どこ」で生まれるか

第4回 がんは「どこ」で生まれるか

2019.8.15 update.

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近藤慎太郎(こんどう しんたろう)

東京都出身。近藤しんたろうクリニック院長(渋谷区)。北海道大学医学部・東京大学医学部医学系大学院卒業。日赤医療センター、東京大学医学部附属病院、山王メディカルセンター(内視鏡室長)、クリントエグゼクリニック(院長)を歴任し、開業、現職。消化器内科専門医として年間2,000件以上の内視鏡検査と治療に携わる。特技はマンガ。本連載でも、絵と文ともに描き下ろしている。
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公式ブログ『医療のX丁目Y番地』
著書に、Amazonでベスト&ロングセラーになっている『医者がマンガで教える 日本一まっとうながん検診の受け方、使い方』『がんで助かる人、助からない人 専門医がどうしても伝えたかった「分かれ目」』。近著に『胃がん・大腸がんを治す、防ぐ! 最先端医療が命を守る』がある。
日経ビジネスオンライン連載『医療格差は人生格差』

 

がんは 人体の「どこ」で発生するか |

 

医師兼マンガ家の近藤慎太郎です。

今年開設した自らのクリニックでの診療を中心に、2つの総合病院で臨床にあたるとともに、自作のマンガを使って、エビデンスに基づいた医療情報を広く、わかりやすく解説し、この国で予防医学が認められることをライフワークにしています。第1回第2回第3回に続き、今回は、がんの分類について、「どこ」で発生するかに焦点を当ててみましょう。

 

テーマ●がんの分類

 

がんを分類する方法は何種類かあります。

 

「どの臓器にできるか」で分類することが多いですが、

どの細胞からできるか」に着目するとどう分類できるのでしょうか……?

 
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ちなみに、すべてのがんが、どの臓器の、どの細胞からできたがんだと診断できるわけではありません。

 

たとえば、複数の転移巣が見つかり、がんだと診断まではできても、それらがどこから転移してきたのか原発巣が分からない、というケースがあります。これを「原発不明がん」と呼びます。

 

原発不明がんは決して珍しいものではなく、すべての悪性腫瘍のうち、約1~5%言われています

 

がんの化学療法は、それぞれのがんについて第一選択となるものがおおむね決まっています。

がん細胞の性質や薬剤への感受性によって決まるので、治療法は、がんの種類によってさまざまです。

 

では、原発不明がんの化学療法はどうすればいいのでしょうか?

原発不明がんは、不明ながらも様々な原発巣のものが集まって成り立っているので、これがベストという治療法は決まっていません。

現在のところ、様々な薬剤を組み合わせながら治療が行われています。

 
(了・次回に続く

 

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